栄養について知ろう

肌荒れの原因は?実はミネラル不足が原因かも

< この記事は約4分で読めます。

鏡で見る度に嫌になる肌トラブル。

どれだけスキンケアを試してもキレイになる気配はなし...。

さらには夏の厳しい紫外線、冬の乾燥などで年中肌荒れに悩む人も多いのではないでしょうか。

でもその肌荒れ、「ミネラル不足」が原因かもしれません。

ミネラルは5大栄養素に並ぶ重要な栄養素

「胃腸の調子が悪いと化粧ノリが悪くなる」「ジャンクフードの食べ過ぎでニキビが目立った」などの経験はありませんか?

こうした肌トラブルを防ぐために、まず気をつけたいのが食生活。体内に入る栄養は、肌の健康と密接な関係があります。

なかでも摂取したい栄養素がミネラルです。

人間の身体はさまざまな栄養素によって骨格や血液、臓器などが構成され、生命を維持しています。

その中でもミネラルは炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミンと並んで、重要な役割を担っているのです。

ミネラルが足りないと肌荒れをする理由とは...

ミネラルが足りないと肌荒れする理由は、ミネラルが「人体の構造材料」「ホルモンの材料」「イオンの材料」としての役割を持っているからです。

たとえば亜鉛とカルシウムは、肌が一定の周期で新しく生まれ変わるターンオーバーを整える働きがあります。

キメや透明感のある肌には欠かせません。

またマンガンやカリウムは、肌の新陳代謝に必要なミネラルです。酵素を活性化し、肌の再生を促します。

銅は骨や血管壁を丈夫にするコラーゲンの生成を助けるうえに、活性酵素を分解・除去して細胞の損傷を防ぎます。

このように肌にはミネラルが必要で、それぞれ役割や作用が異なるため、偏りなく摂取することが必要です。

ミネラル不足に陥る原因は現代の生活環境にあった

健康的な食事の画像

肌に不可欠なミネラルですが、現在多くの日本人がミネラル不足と言われています。

では、なぜ日本人はミネラル不足に陥るのでしょうか。

原因はいくつかありますが、農作物への化学肥料の使用が増えて水や土壌が汚染された結果、ミネラルが不足したことが挙げられます。

またコンビニフードや外食が増え、食生活が乱れたことも原因のひとつです。

そのほか消費者のミネラルに関する知識や情報が不足していることも、積極的にミネラルを摂取しない原因になっていると考えられます。

ミネラル不足を解消するコツ

ミネラルは体内で生成できないので、食事から摂るしかありません。

食生活を見直して、ミネラルを多く含む食品を取り入れてみてください。

魚介類、肉類、海藻類などを摂取する

ミネラルは魚介類、肉類、海藻類、野菜、果物、豆類などに多く含まれています。

ミネラル

食品

亜鉛

煮干し、たらこ、かつお節、牛モモ、摂りレバー、枝豆、たけのこ、きな粉など

カルシウム

パルメザンチーズ、いりゴマ 、ずいき(乾)、スキムミルク、ひじき(乾)、わかめ(乾)、プロセスチーズ、切り干し大根(乾)、ほうれん草など

マンガン

全粒穀類、豆類、ナッツ、茶葉など

カリウム

ずいき(乾)、きざみ昆布ひじき、インスタントコーヒー、 切り干し大根(乾)、玉露(茶葉)、焼きのり、炒り大豆、アボカド(生)、キウイフルーツ(生)など

干しエビ、ほたるいか、イイダコ、牡蠣など

ミネラルは人体にとって非常に重要な栄養素なので、不足しないように日々の食事に注意しましょう 。

サプリメントを活用する

サプリメントの画像

食事だけでは不足しがちなミネラルは、サプリメントで摂取するとよいでしょう。

サプリメントを上手に利用するコツは、決められた用法・用量を守り、一定期間継続して摂取すること。

肌荒れが気になるからと一度にたくさん飲んだり、改善が見られたらすぐに飲むのをやめたりすると、体内でうまく機能しなくなります。

また特定のサプリメントを摂取することが、必ずしも肌の調子を整えるとは限りません。

肌の健康を維持するためには、バランスのとれた健康的な食事や定期的な運動、睡眠などの規則正しい生活が不可欠です。

あくまでサプリメントは「食事で足りない栄養を補う」という目的で使用しましょう。

ミネラルを摂取して肌荒れを治そう

ミネラルは私たちが生きていくために大切な栄養素で、肌の生成にも大きな役割を果たしています。

また肌はターンオーバーによって常に生まれ変わっています。

自分の好きな食べ物ばかりを食べていると、体内ではミネラル不足となってしまい肌荒れを引き起こすかもしれません。

ミネラル不足とならないために、普段の食生活の見直しやサプリメントによる栄養補給を行いましょう。

正しいスキンケア方法を知れば、きっとトラブルの少ない健康的な肌を手に入れられますよ。