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体にいいものだと思って摂ってるよくないもの5選
「これは体に良いものだ」と思って普段から意識して摂っている食品はありますか?
「なんだか栄養が足りていないかも…」と感じるとき、「疲れたな」と感じるときなど、早く回復するために体に良いものを摂ろうと思った経験はあなたにもあるのではないでしょうか。
しかし、その体に良いはずだと思って摂ったものが、実は医学的に見ると体に良くないものだった…ということもあります。
そんな「体にいいと思われがちだが、実はあまり体に良くない」食品について5つピックアップしてみました。
1. 乳酸菌飲料
腸内環境を整える乳酸菌「シロタ株」を含んだ乳酸菌飲料。
子どもから大人まで幅広く飲まれている飲料です。
ヤクルトをはじめとする乳酸菌飲料は、基本的には体に良いもので、さまざまな面で科学的に検証されています。
しかし、なんとこの乳酸菌飲料、実はあの小さい容器に角砂糖2個分の糖分が含まれています。
乳酸菌は糖分をエサとしているので、きちんと働くためには糖分は必要なのですが、乳酸菌飲料には糖分がたくさん含まれていることを知っておく必要があります。
体に良いものであっても、たくさん飲み過ぎると糖分をとりすぎる可能性があります。
1日1本が推奨されていますので飲み過ぎには注意してください。
2. 栄養ドリンク
仕事や育児で疲れたとき、ついつい摂取してしまうのが栄養ドリンク。カフェインが含まれているため、飲み過ぎに注意が必要なことはご存知かと思いますが、カフェインだけでなく糖分の量にも注意が必要です。
栄養ドリンク1本(120ml)には角砂糖6個分の砂糖が含まれています。疲れたときには糖分が欲しくなりますが、1日の摂取量を守り、飲み過ぎに注意したいものです。
また、糖分以外にも、栄養ドリンクに含まれているカフェインやタウリンの影響で下痢を起こすこともあります。カフェインの過剰摂取を続けると睡眠障害や頻脈の原因にもなります。そもそも無理のし過ぎは体に良くありません。栄養ドリンクの摂取はほどほどにしましょう。
3. ヨーグルト
ヨーグルトが体に良いことはよく知られているので、毎日食べている人も多いと思います。
しかし、味がついているヨーグルトや、飲むヨーグルトを飲む場合には注意が必要です。
味のついていないプレーンヨーグルトに含まれる糖分は、100ml中に約5g程度です
これは、だいたい20キロカロリーに相当します。
一方、飲むヨーグルトは1本(200ml)あたり、なんと約26gの砂糖が含まれており、これは角砂糖約4個分に相当します。
ヨーグルトを食べるときは、無糖や低糖のヨーグルトを選びましょう。
4. 野菜ジュース
忙しくてバランスの良い食事を摂れないときや、一人暮らしで自炊ができないとき、手軽に摂取できる野菜ジュースに頼ることがあると思います。
しかし、そんな野菜ジュースにも注意が必要です。
手軽にたくさんの野菜を摂取できるように思えますが、加工の過程で栄養価が損なわれ、ただ甘いだけのジュースになってしまっているものがほとんどです。
さらに、野菜ジュースには、野菜や果物に含まれる糖分のほか、甘味料が加えられているものもあります。
商品にもよりますが、一般的な野菜ジュース200mlには角砂糖が約5個分含まれています。
毎日摂取すると、糖尿病や肥満のリスクもありますので、摂りすぎには注意して、できるだけ無添加のものを選ぶようにしましょう。
基本的には、野菜ジュースはあくまでジュースとして、味を楽しみたい場合に飲むものだと考えましょう。
5. グルテンフリー食品
近年、グルテンフリー食品が注目されています。
グルテンは、小麦やライ麦などの穀物に含まれるタンパク質ですが、パンの弾力やケーキのやわらかさを決める重要な役割を担っています。
しかし、グルテンフリー食品ばかり食べていると、カロリーは足りていても、ビタミンB、ミネラル、食物繊維、タンパク質など、必要な栄養素が不足している場合があります。
小麦粉にはビタミンB1や食物繊維が含まれており、特に全粒粉には食物繊維が豊富です。
パンや麺をお肉や野菜と一緒に食べるようにする、全粒粉入りを選んでみる、そういったことでより栄養素も取り入れることが可能です。
グルテンフリー食品にこだわらず、適度に摂取することが健康のためになるでしょう
まとめ
現代はたくさんの食品や情報であふれ、体に良いものを摂ろうと思っても本当に良いものなのか分からないこともあると思います。
自分自身の健康を考えて摂り入れた食品が、体に悪い影響があっては元も子もありません。
適度な休息とバランスの良い食事を摂り、これらの食品は適度に摂取しましょう。