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農薬は体に良くないの?残留農薬の多い食材ランキングも紹介!!

子どもの健康を願って、栄養価の高い食材を使って料理をしている方は少なくないのではないでしょうか。しかし健康そうに見える食材の中には、農薬が多く残っている残留農薬の多い食材だった、、、ということもあります。

農薬は作物を健康に育てるために使用されるため、現代の農業では農薬はなくてはならないものになっています。主に害虫を減らす殺虫剤や、病原菌を減らす殺菌剤を使用しています。作物が健康に育つためには仕方のないことだとは理解できますが、できれば虫を殺したり、病気を予防する殺虫剤や殺菌剤を使用する農薬の少ない野菜を食べるようにしたいですよね。

そこで今回は農薬が残っている食材を食べるデメリットと農薬が多く残っている食材ランキングも紹介します。

農薬のついた食材を食べ続けるとどうなるの?

残留農薬の多い食材を食べ続けることで身体や精神面にさまざまな影響が現れると言われています。

身体では、めまいや吐き気、発熱、のどの渇きといった農薬中毒症が現れる可能性があり、精神面では、うつ病や記憶能力の低下を引き起こす可能性があると言われているようです。 特に子どもは残留農薬の影響を受けやすいとされているため注意が必要です。

農薬の多い食材ランキング

「残留農薬が多い生鮮食品トップ12 2021」がアメリカの環境保護団体であるEWGから発表されました。

いちご
ほうれん草
ケール、チャード、マスタードグリーン
ネクタリン
りんご
ぶどう
さくらんぼ


ピーマン、パプリカ、唐辛子
セロリ
トマト

これらの食材のなかには、普段食卓で食べるものが多く含まれています。農薬を多く含む食材は特別な食材が多いのかと思っていたので正直驚いてしまいました。

農薬の使用方法に対してルールはないの?

農薬の使用についてはルールが定められています。 ヒトが摂取しても無害な量になるようにすることによって農薬の使用量は決められています。

農業工業会の公式HPでは農薬の使用に関して、農薬の使用にはルールがあり安全性が確保されていると回答しています。

私たちは実際のところ、どのくらいの量の農薬を体に取り入れているのですか。|そのまま食べても大丈夫?|教えて!農薬Q&A|農薬工業会 (jcpa.or.jp)

ルールが決まっているし残留農薬なんて気にしなくていいのではないか?と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし次にあげる事例もあり、ルールが決まっているから安心だ。と一言では言えないことも事実なのです。

農薬の基準値超えの事例

農薬使用に対してルールを定めていますが、ときにはこんな事例もあります。

基準値180倍超え農薬の春菊、原因はタマネギ用の誤散布

こちらの事例は、2020年に福岡のJA(農業協同組合)で起きてしまったものです。販売されていた春菊の一部から、残留農薬の基準値の180倍の農薬が検出された問題です。

私たち消費者は目の前の食材に、どれほどの農薬が使われているかを、その場で判断できません。国で農薬の使用基準がルールとしてあるとはいえ、このような事例がでてしまうと安全な食材と信頼して購入することが難しくなってしまいますよね。

またアメリカの環境保護団体であるEWGによると「アメリカのオーガニック以外の生鮮食品の70%は害のある合成物質が使用されている」と発表しています。日本にもアメリカ産の食品は多く輸入されており、アメリカの話といえども他人事ではありませんね。

おわりに

普段、私たちが何気なく食べている食材の中には、農薬が多く使われているものがあります。健康に被害のでない程度の農薬を使用するルールはありますが、一方で基準値を超えて出荷してしまった事例があることも事実です。

健康を願う我が子には、なるべく農薬を使用していない食材を食べさせるようにしてあげたいですね。