栄養について知ろう
子どもがご飯を食べてくれない。悩みと対策方法
せっかくお子さんのために栄養を考えて作ったのに、ご飯を食べてもらえなかったという経験はありませんか?あまりにも食べてくれず、ついイライラしてしまったということもあるかもしれませんね。
ご飯を食べない状況が続いてしまうと、体にはさまざまな影響が出てしまいます。 特に成長期のお子さんの場合は影響が出てしまうのです。 体を成長させるために必要な栄養素が不足すれば、身長などの目に見える部分はもちろん、臓器なども十分な役割をはたせるほどに成長できない可能性があります。他にも、免疫力を高めるための細胞を作るための栄養が足りず、免疫力が低下してしまう可能性もあるのです。
このような事態を防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか?
食事に集中できない
二つ目の理由として考えられることは、「食事に集中できない」です。
食事中、テレビがついていたり、おもちゃが目に付く場所にあったりしていませんか?
もしこのような環境で食事をしているのであれば、この環境を変えてみましょう。
子どもは「実行機能」と呼ばれる、自分の行動を制御するための能力が発達していません。楽しい映像や気になるものがあると、気を取られてしまい、食事どころではなくなってしまうのです。
テレビを消す、おもちゃは食事の場所から見えないところに片付けるか、布をかけるなどして目に入らないようにしてあげましょう。他の情報がシャットアウトされるだけで、お子さんも食事に集中できるはずです。
また食事のためのテーブルや椅子などの高さも見直してみましょう。足が空中でぶらぶらしていたり、テーブルの高さが合っていないことで、食事に集中できなくなっている可能性もあります。
より食べやすい姿勢で食事ができるようになることで、食事がスムーズに行えるようになります。小さなお子さんは集中力もなかなか持続しませんが、食事スピードが早まることで、集中力が持続している間にご飯を完食できるようになるかもしれません。
食に対して興味がない
二つ目の理由として考えられることは、「食に対して興味がない」です。
元から小食であったり、食に対して興味がなさそうな様子が見受けられる場合は、食事が楽しいことであることを教えてあげる必要があります。
食材でお子さんの好きなキャラクターや動物を作ってあげると、食べ物に興味を持ってくれることがあります。キャラクターを作るのは少しハードルが高いと感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、お子さんにとって興味をそそるものであればいいと思います。
普段の食材を、星やハートなどの形にくり抜いてあげるだけでも、効果は十分に期待できます。
また、食べることに興味がない子であっても、野菜などを一緒に育てたり、料理を一緒に作って収穫することで、食材そのものが身近に感じられ、食事に興味が湧く可能性があります。
小学校低学年のお子さんに料理を手伝わせるのは危険ではないかと、不安に思われるかもしれません。しかしお皿やお箸を並べることや、サラダのレタスをちぎることなどもお子さんにとっては立派なお手伝いに感じられるのです。
自分が作ったもの、自分が育てたものであれば、きっと食事が美味しく楽しいと感じてくれるでしょう。食事に興味がないお子さんは、お父さんやお母さんの手できっかけを作ってあげることが何よりも重要なのです。
まとめ
お子さんがご飯を食べてくれないことに対して、イライラをぶつけてしまったり、無理に食べさせようとすると、食事という行為が嫌いなものになってしまいかねません。お子さんにとって食事は楽しい時間であることが一番です。
まずは、お子さんがご飯を食べない理由を見極めてあげましょう。そして理由に合わせた対策を講じることで、きっとお子さんに合った食事方法を見つけることができます。
しかし、どうしても手作りの料理だけではうまくいかない、ということもあるかもしれません。どうしてもお仕事で忙しいお母さんやお父さんはあまり試行錯誤する時間を作ることも難しいかもしれませんよね。
お子さんにご飯を食べてもらうことができず、栄養バランスが気になるという場合は、栄養補助食品を利用するのも一つの方法です。栄養補助食品も取り入れつつ、お子さんとの食事の時間が、お母さんやお父さんにとっても楽しい時間になるといいですね。
- 朝日をたっぷりと浴びる
- バランスの良い食事を摂る
- 規則正しい生活リズムを送る
- 散歩などのリズミカルな運動をする
- 心が安らぐ活動
おわりに
思春期は大人になっていく過程の大切で多感な時期です。
だからこそ私たち親がしっかりと子どもの様子に敏感になり悩みを聞いてあげて、具体的な解決方法を教えてあげることが大切なのかもしれません。