栄養について知ろう

お子様の最適な成長について

子どものために良いと思ってしている間違った食習慣

自分の子どもは、大きくたくましく成長してほしいものですよね。
そのために、子どもに美味しく栄養のある食事を考えて食卓に並べていると思います。
ですが、中には良いと思ってしている食習慣が、実は子どもの成長にとって間違った食習慣になっていることがあります。

今回は、良いと思ってしている食事の間違った習慣について説明していきます。

高カロリーの食事を食べる

「子どもは大きく成長してほしいからと高カロリーの食べ物を食べさせるようにしています。」という食習慣にしているご家庭は少なくないのでありませんか?

高カロリー食の典型例といえば、マクドナルドなどのファストフードやコンビニ、インスタント食品、脂肪分の多いスナック菓子やジュースなどが挙げられます。

たしかに、子どもは成長期ですので、一定のカロリーを摂取することは大切ですが、これらの食品の食べすぎは小児肥満の大きな原因になります。

そして、小児肥満は、大人の肥満と同じく高血圧や糖尿病、高脂血症、心肺機能の低下などの生活習慣病に発展し、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。

ときには、ファストフードやスナック菓子を食べさせることも仕方ないかと思いますが、子どものことを考えると、食べる回数を減らしたり、一回に食べる量を減らしたりする、市販のお菓子の中身を吟味して購入することが大切ではないかと思います。

添加物が多く含まれている加工食品を食べる

ハムやソーセージ、冷凍食品などの加工食品も、子どもが喜ぶので食べさせています。という方も少なくないのではないでしょうか。

食品添加物は、食べ物の保存性を高めたり、味や香り、舌触りをよくしたりするために用いられています。

しかし、そんな添加物には、発がん性や変異原性(DNAに傷をつけて、突然変異をひきおこす化学物質)を持つものが多く含まれています。

また、これらの物質には、本人だけではなく、子どもの子どもや孫への遺伝的な毒性を与える可能性があることも懸念されています。

また、添加物は、子どもの心にも悪影響を与える可能性があります。
すぐに怒る、無気力や無関心、無気力になったり、集中力が持続せずに多動などの問題行動にも影響があると言われています。

すでに調理が済んでいて作る手間も楽になる加工品ですが、子どもの成長を考えて、食品にどんな添加物が含まれているのかについて気をつけると良いと思います。

食事のときにテレビをつけている

テレビをつけて食事をしている家庭も少なくないのではないでしょうか。

テレビは楽しく家族が笑顔になることもありますが、テレビに夢中になってしまうと、食事が進まなかったり、食べこぼしが増えてしまったりします。

また、集中して食べないと唾液の分泌が少なくなり消化吸収が不十分になる可能性も指摘されています。

食卓での食事は家族で会話をするチャンスでもあります。
今日はこんなことをした、こんなことを考えた。と、子どもの話を聞いてあげる時間にすると、子どもとのコミュニケーションにもつながり親子の仲がさらに良くなるかもしれませんね。

まとめ

親御さん自身が良かれと思ってしている食習慣にも、実は間違った習慣があります。

特に「高カロリー食」や「添加物」に関する習慣は、子どもが喜ぶから、調理の手間を省けるからと、つい食べさせてしまいがちではないでしょうか。

食べすぎや添加物の過剰な摂取は子どもの成長に悪影響を及ぼすことがあります。

しかし、私たち親も普段は仕事で疲れていて、食事まで気が回らない。
そんな場合は添加物の少ない加工食品を選ぶようにすることができると良いのではないでしょうか。

子どもは親のことを一番に信頼してくれます。
そんな子どもに応えるためにも、私たち親が子どものために、今から少しづつでも子育て習慣を変えていけたら良いですね。