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日本人と外国人の子育ての違い

日本と海外では文化だけではなく、子育てに関する考え方にも違いがあります。私たち日本人からすると「えっ⁉︎そんなことしていいの?」と驚くような子育て習慣があります。

そこで今回は、日本人と外国人の子育ての違いについて紹介していきます。

完全ミルクで授乳することは珍しくない。

授乳は母乳でする方が多いと思いますが、海外では完全ミルク派の国もあります。

日本では、病院などで母乳で授乳をすることが勧められており、母乳で授乳をしなければならない!と考えが固執しがちになります。母乳が十分に出ないことで、ノイローゼになってしまう方も少なくないのが現状です。また絶対に母乳で飲ませなきゃ!と考えてしまい、赤ちゃんが脱水状態になってしまう例もあるようです。

母乳が出ない、、、と思い詰めそうになったら、
ミルクでも健康に育つ赤ちゃんもいるから、母乳にこだわらずにミルクを取り入れてみよう。と考えても良いと思います。

親子のスキンシップが多い。

海外では親子のスキンシップをとても大事にします。子供が高校生になっても頬にキスをしたり、ハグをしたりするシーンは容易に想像できますよね。幼少期にスキンシップを多く経験した子は情緒が安定しやすいと言われています。

日本ではスキンシップが多いと「抱きグセ」がつくとされて敬遠されてきましたが、スキンシップの効果が認められてきており、日本でもスキンシップが推進されるようになっており、母子手帳にもスキンシップを勧める文言が追加されました。

人前で褒める

日本では考えられないことですが、海外では自分の子どもが褒められると謙遜せずに、親自らも子どもを褒める習慣があります。

人前で親に褒められた。という経験が、子どもの自己肯定感を育みます。そのため、海外の子どもは日本の子どもよりも自己肯定感が高く、挫折しても立ち直る力であるレジリエンスが高い傾向があります。

日本では、人前で子どもを褒めると周囲に変な目で見られてしまうことがあると思いますが、子どものためにも、人前で褒めてあげられるようにしたいですね。

赤ちゃんのころから個室で寝かせる。

海外では、赤ちゃんのころから1人で個室で寝かせる子育てがあります。これは子どもを個人として尊重し、自立心を育てる考え方から子育て習慣として根付いたようです。1人で置いておくなんて危ない!!このように考える方がいらっしゃると思います。海外ではモニターを設置して異変があったら対処する方法を取り入れています。

子どもを個人として尊重する考え方は、子どもに選択をさせて自立心を育むという子育て習慣にも繋がります。アメリカでは、幼児のころから親が選んだオモチャや洋服ではなく、親が「どれがいい?」と本人が選択できるように促します。

子ども個人を尊重し自立心を育みたい場合は、子育ての参考にしても良いかもしれません。

金銭管理を小さい頃から学ばせる。

金銭管理は高校生くらいから学ばせようと考えている家庭は少なくないのではないでしょうか?日本ではお金についてはタブーとされているため、子どもが大きくなってから学ばせる家庭が多数派となっています。

アメリカでは、お金について家庭で教える子育て習慣があります。家の掃除や手伝いなどの労働の対価として金銭をやり取りして、お金を稼ぐという考え方を教えたり、投資によってお金を増やしたりすることを教えるようです。

おわりに

海外の子育てを見てきましたが、日本では到底考えられないような子育てばかりでした。
ものごとには必ず良い点と悪い点があるので、「変わった方法=良い」というわけではありませんが、しっかりと吟味して子育て方法を取り入れることは良いのではないでしょうか。
日本にいるから日本の子育てをしなければ、、、と固執するのではなく、海外の子育ての良いところを取り入れて子どもの成長を促せたら良いですね。