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視力って遺伝する?子供の視力が悪くならないためにやっておくこと
親の視力が悪いと子どもに遺伝すると思っていませんか?
子どもの視力が低下するのは遺伝の影響もありますが、それだけではありません。
今回は、子どもの視力に悪影響を与える原因、低下を予防するためにできることを説明していきます。
視力低下の原因と対策
遺伝以外の影響による視力低下の原因には、3点があげられています。
1.テレビやゲーム、パソコンの長時間の使用
2.偏食による栄養不足
3.睡眠不足やストレス
以下では、それぞれの原因を説明して、視力低下を予防する対策について説明します。
スマホやゲーム、パソコンの長時間の使用
眼が疲れてしまうことが視力低下の原因となります。
長時間のスマホやゲーム、パソコンを使用していると眼が疲れてしまいます。
体と同じように、眼も筋肉で動いているため、休憩しないで長時間同じ場所を見続けていると、眼の周りの筋肉が硬直して血流が悪くなり、ドライアイや疲れ目の原因になります。
また、暗闇でのスマホやゲームは、ブルーライトと呼ばれる眼にとって強い光を放つため、眼にダメージを与えます。
このように、眼に疲れが溜まると視力低下の原因となるため、まずは眼に疲れを溜めないことが大切になります。
スマホやゲームをするときは、少なくても1時間に1回は10分程度の休憩をとって眼を休ませるようにしてください。
また、外に出て遠くの景色を見ることで眼の筋肉がほぐれて血流が良くなると、眼の疲労回復が促されます。
偏食による栄養不足
栄養不足によっても視力が低下することがあります。
ビタミンAやビタミンB群の摂取が不足すると、夜盲症(夜や暗い場所で特に周囲が見えにくくなる病気)や視神経炎(視覚に重要な視神経の炎症)などが、発症し視力が低下する原因となることがあります。
このように栄養不足によっても視力が低下する原因となるためバランスの取れた食事を摂るように気をつけてください。
ここでは視力低下の予防に役立つ栄養素と代表的な食材をお伝えしておきます。
・アントシアニン
ブルーベリー.ブドウ:疲れ目回復に効果がある。
・ビタミンA
ウナギ、にんじん、かぼちゃ:疲れ目やかすみ目の改善に効果がある。また抗酸化作用により眼の細胞や粘膜の新陳代謝を保つ。
・ビタミンB1
豚肉、レンコン、ピーナッツ:視神経の働きを高めて視力低下を予防する。
・ビタミンB2
納豆、卵、ヨーグルト:眼の充血と疲れ目の改善の効果がある。
・ビタミンB6
大豆、サケ、サバ、バナナ:タンパク質の吸収に必要なビタミンであり、タンパク質によって眼の細胞が作られる。
・ビタミンB12
豚肉、あさり、マグロ:視神経の働きを高めて視力低下を予防する。
視力低下の予防には上記の食材を食べるようにしましょう。
睡眠不足
睡眠不足は、眼精疲労によって眼の調節能力の低下を引き起こします。
眼は遠くのものから近いもの、反対に近いものから遠くのものを見るときにピントが合うように調節する能力があります。
このピントを合わせる調節能力が睡眠不足により低下してしまい視力が低下してしまいます。
睡眠不足の対策は、疲れた眼を休ませることです。そのために十分な量と質の高い睡眠をとるようにしましょう。
おわりに
視力が低下すると、文字が見えづらくなり本を読むことが大変になります。
文字が見えづらくなると勉強することが嫌いになる原因になってしまいます。
子どもの視力低下は遺伝の影響もありますが、普段の生活習慣による眼の疲れや栄養不足、睡眠不足も原因になります。
子どもの視力低下は遺伝だ。と決めつけないで、子どもの視力低下を予防する対策を今日から少しづつしてあげるようにしてあげると良いですね。